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証券会社を辞めたくてたまらなかった|辛い営業激務を辞め転職した私

Y.Mさん 26歳 (証券会社)

海外ドラマに憧れて

大学生のころ、私は「Sex and the City」や「SUITS」などの海外ドラマの影響で、キラキラした仕事に就きたいと思うようになりました。

20代でも1000万円以上の年収が稼げるという話を聞き、就活では証券会社を目指していました。その後、見事、国内大手証券会社から内定をいただくことができました。

シビアな営業職

新人はまずは、テレアポや訪問営業による新規営業でした。成約に至るまでの確率はできる人でも1%ほどでした。私の場合は400回で1件できるぐらいでした。新人にも過酷なノルマ制度があり、達成出来ないと上司からこっぴどく怒られました。

商材を売るにしても、そもそも私は証券について深い金融の知識やトレーディングの実力がないまま営業をかけなければなりませんでした。売っている本人がその商材を徹底的に理解しているわけではないので、お客さんに魅力が伝わらないのは当たり前のことでした。勉強も頑張りましたが、それでも追いつかないことが多かったです。

また、ほとんどのお客さんが投資自体にあまり興味がないので、まずは、投資というものに興味を持ってもらわなければいけならず、契約を結ぶまでの道のりはとても長いものでした。

営業からキャリアチェンジした体験談はこちらにもあります。

アメリカ旅行で思い出した私が求めていた生活

3年目ぐらいからは、成果を上げやすい既存客のフォロー任せてもらえるそうで、急激に成績を下げることは少なく、評価も安定してくると聞きました。しかし、それを待たずして、私は入社して2年でこの会社を辞めることにしました。

どれだけ経験を積んでも私には一流の証券マンとしてのキャリアが描けなかったことが、退職の理由です。

次の仕事を始める前に少しの間、休養しようと、それまで貯めていたお金で、アメリカに旅行に行きました。学生時代の卒業旅行で、アメリカへ行った時とは、物の映り方が全く違いました。

現地で働いている人を見ると、みんな余裕があって無理せずプライベートと仕事を両立していて、毎日がとても楽しく、幸せそうでした。私が見ていた海外ドラマに出てきたキラキラしているライフスタイルは、つまりワークライフバランスの取れたこういう状態のことだったんだとその時はっきり分かりました。

ワークライフバランスを意識して初めて本当の働く意味が分かった体験談はこちらにもあります。

金曜日の夜に飲むハイボールがこんなにおいしいなんて

エージェントゲートさんでのエクセルなどの研修は1週間ほどで終わり、すぐに常駐先が決まりました。今は、無理せずに働き、充実した生活を過ごせています。ほとんど毎日、残業なしの定時で帰り、行きつけの餃子屋さんでハイボールを飲みながら、週末のことを考えている時が一番幸せです。

この人が働いている職場の求人情報

社名:
凸版印刷
職種:
一般事務
勤務地:
東京都千代田区神田和泉町1
勤務時間:
09:00〜18:00
スキル:
雇用形態:
正社員
給与:
30万円
仕事内容:
掲載日:
2019年07月02日
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