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高卒で転職が不利ってホント?高卒でも理想の転職が可能になる方法とは。

なんだかんだと学歴社会が続ている日本。 日本は国の面積に対し、世界的にみても大学の数が大い国だといわれています。
そういう事情もあって大卒の学歴を持つ方が多くなっています。

大卒以上の学歴がないと受けられない正社員求人の数も多いですが、でも、意外と高卒だからダメというわけではないのも日本の魅力。 高卒だって自分の思い描いた仕事で働く方法があります。いろいろな切り口からその方法を解き明かしていきましょう。

転職事情を比較してみましょう

まずは高卒と大卒で転職にまつわる状況がどれくらい違うのか、その差をチェックしてみましょう。

なにかと大卒が有利と言われますが、ほんとのところはどれくらい違いがあるのでしょうか。給料面での違い、就くことのできる職種の違いなど、気になる項目を見ていきます。

給与面での違い

まずは人生の中でどれだけのお金を稼ぐことができるかという「生涯賃金」比較してみましょう。予想通りではありますが・・・一般的には高卒と大卒の間には格差があります。

労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2016」[1]によると、生涯賃金は・・・

男性の場合:高卒で2億600万円、大卒で2億6600万円

女性の場合:高卒で1億4600万円、大卒で2億1800万円

こうしたデータから見ると6000万円程度の生涯賃金の差が高卒と大卒の間にはあると言えます。この差をどう見るかではありますが、結構大きな差になっていると考えるのは私だけではないでしょう。

では実際に転職を行った際には、これらの給料がどのように変わるのでしょうか。

大卒の場合、多くの職種から転職先を選ぶことができ、転職後の給料も現状を維持するか転職前よりも増える人が多いようです。

平均的な給与の額も高卒での転職者と比べると高いことが多いのが実際のところです。

一方高卒では、高卒での転職者を募集している企業自体の平均的な給料が低いことも多く、工場での現場作業や飲食店・小売店での単純作業が求人の高い割合を占めています。

中途採用では高卒を募集していない企業も多いんですね。幅広い業種での募集が目につきやすい大卒と比べると漫然と転職活動をしていては転職後の給料がなかなか上がらないことになってしまいます。

転職のしやすさの違い

転職のしやすさという指標でいえば、高卒よりも圧倒的に大卒が有利と言えます。なぜなら・・・転職の求人を見ると分かりますが、応募条件が「大卒以上」となっている求人はかなりの割合を占めるからです。

高卒では応募すらできない企業が数多く存在するということになります。

ただし学歴というのはあくまで指標のひとつであり、学歴以上に実務を重視している企業はたくさんあります。転職市場では新卒の採用ほど新入社員の育成に労力をかけたくない、できるだけ即戦力になり得る人材を採用したいと考える企業もあります。

そういった企業にとっては、同じ年齢でも実務経験の多い高卒のほうが有利になります。このような実務経験を重視する企業は学歴よりも経験を重視するため、高卒が比較的転職しやすいと言えます。

転職しやすい(不利益のない)業界はあるのか?

転職の条件に違いのある大卒と高卒、それぞれ業種という視点ではどういった職種で転職が可能なのでしょうか。

まず大卒の場合を考えてみましょう。

大卒の転職の場合、ほとんどの業種で転職が可能であると言えます。特定の専門職や、特殊なスキルを必要とされる職種を除いて、ほとんどすべての業種で転職の求人が出ていると言っていいでしょう。

むしろ転職のできない業種を探すほうが難しいかもしれません。金融業界からメーカーやIT業界まで、幅広い業界での転職を検討できます。

一方、高卒の場合はどうしても業種に制限が出てきてしまいます。しかしそんな中でも高卒が転職しやすい業種というのは存在します。

それは学歴別の採用が明確に区分されている職種や、実力主義の徹底している職種です。これらの職種は高卒でも転職が行いやすい傾向にあります。

実力主義が徹底している業種としては、販売・小売り・外食・IT業界などが挙げられます。

特にIT業界は実際にやってみれば技術者の能力がはっきりと分かるため、学歴よりもとにかく実力を重視されます。

能力さえあれば学歴など関係なく転職はいくらでも可能なうえに、転職後の昇給や昇進も望めます。

販売業は、保険代理店や自動車のディーラーなどの営業職では学歴・年齢での要件はないことが多く、さらに結果次第で高収入も見込める職種です。

飲食業界もアルバイトから社長になる、という話も聞かれることがあるくらい、実力主義が徹底している業界ですね。

高卒社会人が転職で成功するポイント

それでは高卒社会人が厳しい状況の中でも転職を成功させるために必要なことはどんなことなのでしょうか。

そこには高卒社会人ならではのポイントがいくつもあります。高卒社会人の強みを活かす戦い方があるんですね。ポイントを押さえて準備することで、転職を成功させましょう。

学歴が問題にならないほどのスキルを身につける

転職活動の際に最も強い武器となるのは、明確な「スキル」を示すことです。

具体的なスキルというのは、自分自身がどんなことができる人材なのか、どういう切り口から会社に貢献できるのか、といったことを証明するものです。

明確にここを示すことができれば企業は必ずあなたを雇いたくなります。

つまり大卒の人材以上のスキルを身につけてしまえば、転職で大卒に勝つことは十分可能なんですね。

たとえ総合的な能力で勝つことができなくても、ひとつの分野で勝つことができれば、転職市場で逆転するチャンスはいくらでもあります。

スキルとしてわかりやすいのは資格です。

資格だけで大卒よりも評価されることは少ないですが、わかりやすくスキルを示すことができます。

国家資格であれば「宅地建物取引主任者」(いわゆる宅建)「行政書士」「公認会計士」などは転職でも有利に働くことが多いと言われます。

そのほか転職を希望する業界に合った資格を取ればそれだけやる気をアピールすることにもつながります。

社会人経験が豊富であることをアピールする

高卒社会人の強みとして、同年代の大卒社会人よりも社会人経験が豊富ということが挙げられます。大卒の人が学校に行っている間の4年間、実際の業務に携わってきた経験は大きな武器になります。

まずは転職の選考において、自分の実務能力を自然にアピールすることができます。実際の職場で実務をしてきた経験というのは最強のスキルです。そうした実務の経験の中で自分の強みや興味もより明確になってきていると考えられます。

経験に基づいて自己アピールを行えば、選考時の面接でも説得力をもって話すことができます。薄っぺらい転職動機ではなく、自分の経験に基づいた転職動機を話すことができれば、それだけ面接官の印象にも残りますよね。

それだけではなく、 社会人としてのマナーや基本的なビジネススキルを身に着けていることも期待できるため、採用後ある程度の即戦力になることが期待できます。

素直で扱いやすいと思ってもらう

高卒であることは、学歴はないものの、その分素直で物事を柔軟にとらえ、マネージメントしやすいというように考えられます。そう思ってもらうためにも、元気ではつらつとした様子を普段から積極的にみてもらうように意識しましょう。

いろいろお話してきましたが、高卒の転職はなかなか難しいという事実は変わりません。そんな中でもよい転職をするためにはプロに相談をするのが一番です。

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