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新型コロナウイルスの感染拡大で広がるリモートワーク!!正しい在宅勤務のススメ

新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。日本でも3月31日に1日あたりの感染者数は初めて200人を超えました。感染者総数はこれで2229人となり、東京が最も多く521人となっています。

この現状に対して東京都の小池都知事が会見をして「不要不急の外出自粛」「在宅勤務」「夜間営業のバーなどの入店自粛」を要請しました。これまで働き方改革で議論されていた「テレワーク・リモートワーク」をこれを機に導入しようとする企業の動きが非常に加速しています。

急速に注目を集めているリモートワーク、テレワークの基礎知識からメリットデメリット。導入の現状などをまとめてみました。

リモートワーク基礎知識

リモートワークとは?

リモートワーク、テレワークとはどういったものなのでしょう?リモート(=遠い/遠方の)ワーク(=働く)、テレ(=離れたところ)ワーク(=働く)というのが語源です。最近ではインタネット環境が整ってきたので、出勤せず自宅で働けるようにもなってきました。このように、会社以外の場所で業務を行うことを「リモートワーク」「テレワーク」といいます。在宅勤務もリモートワークの一つといえます。

リモートワークが注目される理由

なぜ、急にここにきてリモートワーク/テレワークが注目を集めるようになってきたのでしょうか?

働き方改革による国家戦略だから

2012年の安倍政権下で打ち出された経済政策が「アベノミクス」です。国家の成長戦略として打ち出されたこの「アベノミクス」の中にテレワークという言葉が入ってきました。人口減少していく日本経済のなかでいかに成長していくかと考えたときに、働き方の多様性の一つとして「テレワーク」を推奨するようになりました。

東京都ではテレワークの企業導入を推進させるために東京仕事財団より「事業継続緊急対策(テレワーク)助成金」というものが出され、テレワークを導入する中小企業に対して、導入に必要なソフトやハード購入の経費を最大250万円まで助成しています。

新型コロナウィルス感染拡大により外出できないため

冒頭で申し上げたように2019年12月から世界的に感染が拡大している新型コロナウィルスの対策で日本でも外出自粛要請が出ています。これは週末だけではなく、できるだけ平日も在宅勤務をしてほしいという要望です。そこで、企業でもリモートワークの導入が急速に進んでいると言えます。

ICT環境が整備されてきているから

リモートワーク/テレワークには必要不可欠なのがICTツール類です。これらツールのコストが大幅に下がり、導入の敷居が非常に下がってきたということもリモートワーク/テレワーク促進の後押しになっていると言えるでしょう。

リモートワークにより活躍が期待できる人材

リモートワークが進んでいくと、これまで働けなかった人たちにも就労の可能性が出てくると考えられます。具体的にどのような人たちでしょうか?

女性(特に既婚者、妊娠中・出産後の女性)

女性は結婚、妊娠、出産といったライフイベントの際に仕事から離れるケースが多く見られました。働き手がどんどん減少する日本の中で女性が家事や育児と仕事を両立して働けるようになることは非常に経済的にプラスです。

また、こうした取り組みに積極的な企業であるということが未婚の女性や男性からも評価を得て、優秀な人材獲得につながっていることもあるようです。また、企業としての成長にも必要だと考える人が増えているようです。

参照:エンジャパン「 企業の女性活躍推進実態調査2018

障碍者

バリアフリーが未整備であったりそもそも通勤が非常に困難だったりするといった理由で障碍を持った方々の中では就労が難しかった人たちが存在していました。そうした方々にとって、リモートで在宅勤務できるというのは就労できるチャンスが大きく拡大することになります

企業にとっても平成30年4月1日から障碍者の法定雇用率が2.0%から2.2%に引き上げられました。対象となる企業も従業員数50名から45.5名に引き下げられました。今後ますますこうした形で障碍者雇用が進んでいく中、リモートワークが一つのキーワードとなっていくことでしょう。

リモートワークのメリット/デメリット

ここまでリモートワークの基礎知識についてまとめてきましたが、具体的に導入する際のメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

メリット

社員の生産性が上がる

リモートワークの最大のメリットがこの「生産性アップ」であることは間違いないでしょう。仕方なくリモートワークで働くのではなく、会社で働くよりも生産性を高めることができるのであれば、企業も導入しやすくなりますね。

具体的にはまず、通勤時間が無くなるということが挙げられます。東京都内で働く会社員の平均通勤時間は「43.8分」と言われています。往復で1時間半の通勤時間ということになります。この時間が無くなり、その分の時間を業務に充てることができるとすれば、それは非常に生産性が高まると考えられますね。

また、残業についてもいままでは周囲が帰っていないのでなんとなく帰りにくかったというようなこともあったでしょう。リモートワークの場合は仕事の終了は自分次第です。無駄な残業をなくすための一つのきっかけとなるかもしれません。

家事、育児、介護との両立が可能

今までは両立が難しかった家事、育児、介護と仕事の両立が可能になります。両立が可能になることで、これまで働けなかった人たちが働けるようになります。企業にとっては、これまで戦力とは考えにくかった人材が戦力として考えられるようになります。

業務に集中しやすい

リモートワークはオフィスではなく自分の好きな場所での業務が可能です。自宅でもよいですし、自分の好きなカフェなどで行ってもよいことになります。オフィスで業務を行うと人も多く、電話など集中できないこともありますが、そういった環境ではなく自分が集中しやすい場所での業務が可能になります。

デメリット

時間管理があいまいになる

個人としても会社側としても時間管理は働く人に全て委ねることになりますので、何時から勤務して何時に終わっているのか、休憩は適切にとっているのかといった管理が非常に難しくなります。企業からすればあくまでも性善説により、きちんと働いてくれているものとする必要がありますし、個人は自立した管理が求められます。

コミュニケーションの量が激減する

リモートワークでもICTツールによってMTGなどは問題なく行えるようになりました。しかし、やはり面と向かって行う会議と比較してしまうとその情報伝達量や質というところでは、まだ問題名がないとは言えないでしょう。

また、会議以外の時間の何気ないコミュニケーション(ちょっとした質問など)はほぼなくなってしまうことで人材の育成などにおいても課題があると言わざるを得ません。

新型コロナウィルスのの対策としてやむを得ず始めることになった企業も多いであろうリモートワークですが、これを機にうまく導入することで、新型コロナウィルスの騒動が収まった後でも利用が根付くかもしれません。

企業側にも働く人にとっても双方メリットのあるような取り組みにしていきたいですね。リモートワークが進む中でそのような仕事に対応したお仕事情報も増えてきています。まずはキャリチェンのキャリアコンサルタントにどんな仕事があるのか相談をしてみてください。

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